ベトナムに来られて、是非試して頂きたいのがマッサージです。
マッサージと一口に言っても、高級エステのアロマセラピーマッサージから、路上にゴザを敷いて行う労働者用マッサージまでピンキリ。今回は、そんな多種なマッサージからいくつかを紹介いたしましょう。
—フットマッサージ
日本でも御馴染みのフットマッサージ。発祥は台湾で、東南アジア全体に普及しているようですね。店に入って、まずふかふかのソファーに通されます。そこに登場するのが、アメフトの選手のようにたくましい肩をしたベトナム人女性。よく見ると、彼女の手の指には、1cmほどのタコができています。彼女は、おもむろに客の足をつかんだかと思うと、その指で足の裏のツボをギューギューと押して行きます。初めはかなり痛く、思わず大の男が「ギャー、グォー!!」と叫び声まであげてしまうほど。
しかし、痛みを感じるのもつかの間です。慣れてくると心地よくなり、いつの間にか寝入ってしまい、気が付くと終わっているというのが常套パターンです。店を出て歩き出すと足が軽くなってる事が実感でき、空まで駆け上れそうな気分です!足のツボは内臓の疾患に関連しているとの事。ゆえ、ツボを押しただけで体のどこが悪いのかまで分かってしまうようで、マッサージが終わった後で、体の診断までしてくれます。私はこれまで、「心臓が悪い、肝臓が悪い、腸が悪い」などなど、様々な診断をされました。マッサージをしてくれる人によって、診断がガラリと変わってしまい、一体、どの人の診断を信用して良いものやら…。ちなみに、東京の人間ドックの診断では問題は無いようでした!!
—ヤッホイ(吸玉マッサージ)
ベトナムの民間療法マッサージです。起源は古く世界中で行われていたようで、一部日本でも行われております。
ベッドの上でうつ伏せになります。マッサージ師はランプに火を燈け、牛乳瓶を一回り小さくしたような器具(吸玉)を火であぶりだします。適度に熱くなったところで吸玉を背中に付けると、気圧の低くなった吸玉に肉が吸い上げられます。その部分は真っ赤になり、少々グロテスクな感じです。悪い血が吸い上げられるらしく、効果は抜群!凝っていた肩が嘘のように楽になってしまいます。ただし、吸い付けられた部分が丸いあざとなり、1週間くらい跡が残りますので、これから海水浴に行く人や嫁入り前の乙女にはお奨め出来ません。ちなみに、日本ロジテムの某M嬢には、同マッサージに果敢にもチャレンジして頂きました(拍手!!)

—カオゾー(引掻きマッサージ)
ヤッホイ同様、ベトナムの民間療法マッサージ。ベトナム硬貨(コイン)またはヘラで、背中の脊髄のあたりから外に向かって、ガリガリと引掻きだすマッサージです。かなり強く引掻かれるため、初めは相当に痛いです。引掻いた後に、ベトナムの万能薬「緑風油」というものを塗り込み終了です。同マッサージも背中に跡が残るので注意が必要。でもこれで血行が良くなるので、風邪をひいた時には非常に効果があります。私の妻(ベトナム人)は小さな時からカオゾーに慣れ親しんでおり、彼女は私の風邪をたちまちのうちに治してしまいます。逆に彼女の調子が悪くなると、私が見よう見まねのカオゾーを彼女に行うのですが、私のカオゾーのセンスは悪くは無いようです。定年後は、夫婦でカオゾー・マッサージ屋でも開こうかとも!?


