ベトナムは、もともと娯楽の少ない国です。若者たちにとって、バイクで目的もなくただひたすらに、それもだらだらと走るのが「ナウい」とされていました。が、それも一昔前のお話。ガソリン代の上昇や交通渋滞の影響からか、最近は、「バイクで走る」より「カフェで楽しむ」がベトナムの若者の間で流行中です。日本もかつては、カフェ(喫茶店)と言えば待ち合わせ場所であったり、約束の時間までの時間調整の場所であったり、サボリーマンの、、、、(おっと、私もそうだった)、、な場所と、どちらかと言えば時間潰しの場所でありました。今の日本が変わってきたのと同様に、ベトナムのカフェも、友人・恋人・家族と会話やBGM音楽を楽しみながら優雅な時間を過ごす場所となりました。最近はカフェも多様化してきています。今回はいくつか御紹介をさせて頂きましょう。
音楽系カフェ
ホーチミンで一番人気がこのタイプ。店の真ん中に備えた大スクリーンにはアクション映画の画像が映し出され、トレンドミュージックを煩い程のボリュームで流しています。有名建築デザイナーが手がけたゴージャスなカフェが多く、一見、高級レストランかラ○”ホテルに見間違う程。比較的に若者が多く、コーヒー1杯で1時間〜2時間もねばり、会話と音楽を楽しんでいます。代表的なのが「Café Window」で、2号店、3号店も出す繁盛振り。客は音楽のジャンルでカフェを選ぶため、客のニーズに応えられるように音楽が専門化したカフェができてきています。ビートルズのみを流す「YOKO」、ハードロックを大音量で流す「METAL」など、様々です。
読書・仕事系カフェ
流れている音楽は比較的静か。この手のカフェでは、客が読書・勉強に熱中できるような環境づくりを目指しているようです。「CIAO CAFÉ」では、ソファーに読書スタンドが設置。(非常に使いにくいのですが、、、、)。店内には日本のように漫画は置かれず、美術大全、百科事典などお堅い本が棚に並んでいるのが特徴的です。「VIET TOP」は、LAN環境が整備されて、ラップトップパソコンの使用が可能です。各席にコンセントが備え付けであり、時間を惜しみながら仕事をするビジネスマンには最適のカフェです、、、、。が、実際のところ、金持ちベトナム人が自分の持っているパソコンを自慢したくて持ってきているような節もあり、パソコンの画面をそれとなく見るとゲームであったり、ビデオであったりするのがほとんどです。
高層階系カフェ
コーヒーはやはり、景色の良いところで飲みたいもの。お奨め所はサイゴン川を一望の下に見渡せるマジェスティクホテル屋上「BREEZE SKY BAR」や、ホーチミン最高峰33階に位置する「PANORAMA33」です。ホーチミン市は周辺に山が無く、高層ビルも少ないので、高層階カフェから眺める景色は昼夜間共抜群!ただし、お値段もそれに比例して高く、一般ベトナム人は容易に利用出来ないのでしょう。客の大半は外国人であります。
カップル系カフェ
カップルの、カップルによる、カップルのためのカフェであります。座席は全てフカフカソファーのツインシート。静かに流れる音楽はENYAなどの癒し系。店内は薄暗く、隣りのシートの様子は分かりません。但し、照明を落としすぎるのは禁じられているようで、暗すぎて公安に不健全と判断され営業停止処分になったカフェもあるよう。有名どころは「I-BOX」「HO CON DUA XXX」。(注記:カップル系カフェの事情聴取にあたり、ベトナム人女性の協力を得ずに単独で取材した事をここに明記致します。)




