●サイゴン競馬場
1900年創設。1975年サイゴン解放後閉鎖され、1989年より再開している。レースは土日に行われている。

●チョロン (中華街)
もともとビエンホアとミートに入植していた華人たちが、1788年にサイゴン付近のベンゲー河畔に移動し、市場を開いて以来今日までこの地区は発展し続けている。この街には手工芸品から工業製品にわたるあらゆる品物が溢れており、ホーチミン市在住華人の生活ぶりを見学に訪れる観光客で賑わっている。

●チョロンの主な見所
チョロンで最大の市場。今から100年前に中国の潮州から無一文でサイゴンに渡って来たQuach Dam氏が、ごみ回収業から食糧卸しの大物に立身出世して、建てた市場である。ゲートを入った正面には、同氏を偲ぶ記念碑が残されている。現在はホーチミン市によって管理・運営されている。主に雑貨、食糧等の卸売りを行っている。

●アンドン市場
1991年に設立された、衣服靴サンダルを主に扱う五階建ての市場。食料品、貴金属、鞄、手工芸品なども販売している。シーザーホテルと越華銀行が隣接している。

●フランシスコザビエル教会
市民からはチャータム(タム神父)教会と呼ばれている。1900年12月3日フランシスコザビエルの記念祭の折に、モサード司教が華人への布教のための教会建設に着手し、1902年1月10日完成した。その後タム神父によって学校、保育園、宿舎が増設された。1934年タム神父が没し、教会に埋葬されたことにちなんで、タム神父の教会と呼ばれるようになった。鑑札や対句があり、華人の祠堂のような装飾が施されている。1963年11月2日のクーデターで、ゴー・ディン・ジェム大統領とゴ・ディン・ニュー大統領顧問が当時の大統領宮殿(現在のホーチミン市革命博物館)からこの教会に避難したが、捕らえられ装甲車でサイゴン市内への護送途中射殺された。

●天后廟 (710 NGUYEN TRAI, DIS.5 AM6:00-PM5:30)
19世紀初頭に広東人によって建立された。航海の守り神である天后聖母を奉っている。廟内では巨大な渦巻き線香が天井からたくさんぶら下げられている。 1975年以降ボートピープルが故地を離れる前に南シナ海航海の無事をこの廟で祈った。そうした航海の生存者たちからの寄進がいまだに多い。

●椰子の実教団サイゴン寺
既に廃寺となっているが、1975年以前ミートの本尊を中心に広まった新興宗教である椰子の実教団がサイゴンでの活動拠点だった場所。教祖は日中椰子のみを飲み食いして平和を呼びかけていたが、その思考の極端なことが1975年以降政府に嫌われ、活動禁止とされた。その後教祖は椰子の実教を牛乳教と改め活動を再開しようと試みたが、老齢で他界した。教祖の死後このカルト集団は解散している。


