●サイゴン郵便局
1861年1月に着工した当初、簡素な設計で、1863年2月13日の完成時には、郵便と電信に2分されていた。1878年4月15日に郵便と電信が合併され、1890年建築士Vilolicの設計によって西欧と東洋の2つの様式を混合した建物が完成した。建物正面にかけられた時計は当時から使われているものである。

●聖母マリア教会
市の中心部パリコミューン広場に聳える2つの鐘楼は、大教会とも呼ばれる聖母マリア教会である。フランスで設計され、フランスの建築士Bourardによって1880年4月11日に建立された。聖堂の長さは133m、幅35m、高さは21m。1895年に完成した鐘楼の高さは、57mである。

●ホーチミン主席記念館 (1 NGUYEN TAT THANH, DIST.4)
サイゴン川とベンゲー川の交差点にあるこの建物は、1863年4月4日に起工された。ザーディン省文聖廟の瓦と欧州の資材を用いて,2階建て西欧式の建築をしたが、屋根は東洋式で、その美観によってこの建物は、ニャーロン(龍屋)と呼ばれている。建設費用は、フランスの海運会社Messageries Maritimes社によって賄われ、この建物は支配人の住居および乗船切符売り場として使われた。1911年6月5日グェン・タット・タイン青年、後のホーチミン主席は、ここから救国救民の道をすすむべく乗船したのである。1979年9月3日、ホーチミン市の決定によりこの建物をホーチミン主席記念館になった。館内ではホーチミン主席の生涯について様々な資料が展示されている。

1 Ngyen Tat Thanh
8:00-11:30 14:00 _18:00 月・金休館 入場料1万ドン
●ベンタン市場
フランスがサイゴンを攻略した1859年より前から、ベンゲー河畔とサイゴン城の間にレンガ造りで萱葺き屋根の市場が存在していたが、1870年に火災に遭い、1911年には取壊しを行い、1914年3月に再建された。1985年にも内部、外部全面にわたる改装工事が行われたが、時計台のある正面の建物は、依然として昔の姿を留めている。

●南部ベトナム婦人博物館
南部のベトナム女性は、戦時中に伝令や武器弾薬・ゲリラを匿うなどで解放勢力に貢献した。ここでは当時使われた用具、衣服の実物や家屋の模型を展示してある。中越紛争時に、脅迫を何度も受けながらも、中国のベトナム侵略を批判する内容の京劇のマドンナを演じて、暗殺された女優タイン・ガ−も紹介されている。


65 Ly Tu Trong
8:00-11:30 13:30 _ 16:30 月曜休館 入場料1万ドン
●レ・バン・ズェット廟
今から200年前のこと、グエン朝の宦官であったレ・バン・ズェットは、タイソン農民反乱を抑えてサイゴン制圧した功があったが、2代目皇帝明命の就任にあたって長子でない事を咎めたので、その後冷遇され、死後には墓を壊されてしまった。明命皇帝没後、レ・バン・ズェットは名誉回復され、彼を偲んだこの廟が建てられた。敷地内にはトット・ノット(砂糖椰子)の木が植えられている。

●覚林寺 (118 LAC LONG QUAN, DIST.TAN BINH)
ホーチミン市で最古の寺。1744年に建立、1804年、1909年に改築されている。庭園の草花、樹木の景観が美しく、静寂なたたずまいを見せている。また中国における仏教伝播で活躍した林祀一族を奉っている。


