ホーチミンの日本人学校事情

投稿者: web-master
12月 01 2004 年

 —ホーチミンの日本人学校は田舎の分校と同じ状況
ホーチミンには2,000人位の日本人が在住していますが、家族帯同の比率は、生活環境の問題もあり、他の国々より低いようです。その数少ないホーチミン在住の日本人の子供達は、日本人学校の他に、インターナショナルスクールとブリティシュスクールに在校しています。日本人幼稚園もない為、どの子もインターナショナルやブリティシュスクールの幼稚園に通うわけですが、そのまま小学部に進んでしまう事もあり、現在の日本人学校の生徒数は、小・中学校合わせて60名弱。まさに田舎の分校といった感じです。学年により生徒数がまちまちで、少ない学年では、5人しかいない場合もあるのです。日本政府が教師の派遣を行い、日本商工会が運営。学校行事においては、商工会の会員である我々駐在員が、運営者側の立場で参加する事もしばしばです。
—大人が喜ぶ運動会
毎年12月に行なわれる運動会は、実にユニーク。日本の学校の運動会に比べ、まず大人参加の種目が多いうえ、(通常日本では「保護者」と呼称するのですが、ホーチミン日本人学校の場合は、大人なら誰でも参加できるので、ここでは「大人」としておきます)最後に賞品が授与されるのです。なにしろ生徒数が少ないので、生徒だけの運動会だと短時間で終了してしまうし、子供達が疲労困憊してしまうのではという配慮からか、種目の半分くらいは大人も参加して盛り上げます。それでも全種目がお昼前に終了してしまうので、日本でお馴染みのお弁当風景が見られません。また、より多くの大人の参加を求めるためなのか、競技に全種目参加した人には、賞品が授与。その賞品がなんとも豪華なのです。これが結構決め手になっているのでしょうか。結構人が集まるのです。
閉会式直前に行なわれるゲームとラッキードローの賞品は、各企業からの協賛。家電メーカーの電気製品に始まってホテルの食事券の類まで多彩です。これも豪商工会=企業の運営によるため、それが功をなして、私を含め、結構大人達も賞品目当てに(?)運動会を楽しんでいます。
—最後に
生徒の人数が少ないのは、決して悪い事ばかりではないと思います。日本人学校に通う子供達は、「学年を超えた仲間」。年上の子供達が小さい子供達の面倒を見るため、彼ら自身が年長者としての自覚を身につけていきます。自ずと社会人としての役割を演じているんですね。
ベトナムを訪れる機会がありましたら、観光名所や現地の人達の生活だけでなく、ベトナムで生活している日本人達に目を向けてみるのもいかがでしょうか。

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